優勝：アステカーズ

優勝カップを授与された石川繁君（アスカーズ）
プレゼンターはＦＡのデビッド・モリソン氏

日英の市民チームの親善を目的としたこの大会は、いかにもロンドンらしい気候の中でスタートし、日本側３チームは、サッカーの母国・英国の３チームを相手に国際親善にふさわしいフェアプレーで挑んだのでした。

３月中旬なのに４℃という気温の下キックオフされたが、試合が始まると何か違う。手足の長さはさることながら、市民チームとはいうものの、身体的強さが違う。そして、シュート数も…。試合後、相手チームのコーチが話してくれたのですが、市民レベルでも技術的には日本のチームの方が優れているが、どんな試合でも笛がなったら絶対勝つという意識（アングロサクソンの伝統なのか）の強さは英国が一枚上だとか。

そんな中、グループリーグ手堅く戦い、１位で通過した社会人チャンピオン「アステカーズ」は、決勝でロンドンのサッカーアカデミーのチーム「クラウン＆マナー」と決勝を戦うことになった。
クラウン＆マナーには、この大会の時点で10名ほどの日本人サッカー留学生が在籍していたのだが、決勝戦はすべてイングランド人で構成されていた。グループリーグでは日本人選手も混じっていたのに！　相手も本気である。
天候も午後からは晴れ間がのぞくようになり、天然芝で一騎打ち。結果はクラウン＆マナーが攻めまくったがアステカーズが守りきり、ＰＫ戦に。そして、ＧＫのファインセーブもあり４−３で制したアステカーズは初代優勝に輝いたのでした。

国際試合ならではの試合ごとのペナント交換や、ロンドンＦＡからの記念品。そしてなによりも、同じ年代の英国のチームと試合ができたことで本場のサッカー文化に触れられたことは、爽やかな思い出として日本チームの選手の記憶にいつまでも残ることでしょう。

★大会スナップ集→日本ｖｓ英国の戦いの記録

第１回優勝を日本チームに奪われたことで、来年は英国側もさらにきびしくなるかもしれないけれど、是非また英国に来て試合をしたい選手たちでありました。第２回大会には貴方のチームも参加して見ませんか？

ロンドンのＦＡ選抜チームと試合前の記念品交換。 相手のキャプテンはとてもデカかった。	強そう！なヤツだけど、いい人そうだなぁ　 ちょっと怖いけどにっこり	グランドには地元の子供達も遊びにきてました。 とても可愛い！

尚、ロンドンＦＡから派遣されたレフリー３名は、１試合も休まず全試合の笛を吹いてくれました。このサイト上でお礼を申し上げます。（日本では考えられませんね？）

試合後は、ゴルフコンペのように、クラブハウス内のパーティルームでビールを飲みながら表彰式。
こんなところにもサッカー文化の違いが表れています。日本なら絶対ありません。
（特別賞に選ばれたデビットさんは今大会の最年長選手。老獪なセービングを見せてくれました）

また、日本からの参加チームは大会日程以外の２日間のフリータイムを使って、ロンドン市内観光やプレミアリーグの観戦など（マンチェスターまで行ったチームもある）で大いに楽しんだ５日間でした。

★地元ロンドンの新聞にも取り上げられました→日英タイムスと英国ニュースダイジェストの記事

参加チームのメンバーは、フリータイムを利用して本場プレミアリーグ「チェルシーｖｓサンダーランド」（スタンフォードブリッジ）観戦したのでした	大会終了後はクラブハウスで一杯飲みながらの打ち上げ。日本でもゴルフコンペの後はこんな感じですが、英国ではサッカーの後もビールはあたりまえ。日本にもこんな施設が欲しいですね